COLUMN
10.142016
電動車いすはリチュウムイオンバッテリーがおススメ!!

補装具制度でリチュウムイオン認めて!
と思っている事を皆さんに広く知っていただきたいコラムです。
結論から言うと、補装具制度で認められていないリチュウムイオンバッテリーを利用すると行政のふところ事情もアクティブユーザーにもメリットが有る。(要するにみんなうれしい)
なんです!
いざ!
簡易電動車いすと言えば日本ではYAMAHAから出ているJWXシリーズ、今仙のデイリーパル、アクリテックのTRD-1などがございます。
どの電動車いすも脱着出来るバッテリーで、取り外し充電器に差込充電を行います。(電動ドライバーなどのバッテリーの大きいものと考えるとよいかな?)
制度で認められているのはマイコン内蔵型ニッケル水素バッテリー(54,000円)となっており、北海道の場合は必要であればもう一個所持する事が出来ます。
(写真:YAMAHAニッケル水素バッテリー)
YAMAHAのニッケル水素バッテリー
満充電で約15km走行できます。2個もちだと30km走行可能です。
しかし、バッテリーが切れた時ご自身でバッテリーが交換できない方は一日の行動範囲が15kmと限定されてしまいます。 冬だと10kmくらい・・・。
電動車いすユーザーの多くは車、バスを利用しない方も多く(利用できないと言う事もいえる)どこに行くにも電動車いすで走行する方が多いです。
すると歩き続けると2時間半でバッテリーがなくなってしまいます。バッテリーを付け替えてもう2時間半だと一日の行動としては安心できると思いますが、交換できない方は移動距離を計算して移動しなくてはいけません。
そういったことが一発で解決できるのがリチウムイオンバッテリー

満充電で30km走行できます。5時間以上動き回る人も少ないと思いますのでまず十分と言えるでしょう。
しかもこのリチウムイオンバッテリー使えなくなるまでの寿命が長いんです!
ニッケル水素がおうよそ300回の充電で寿命(満充電が60%(8kmくらい走行できる)
なのですが、リチュウムイオンは700回充電可能で最後まで距離を維持する事が出来ます。
また、300回と700回ですが、一日の走行距離を計算し充電回数を少なくしようと皆さん考えながら充電しています。
そう考えると15km動けてニッケル水素だと毎日充電する方が、リチュウムイオンだと2日に1回充電で普段は済ませられるとニッケル水素の4.6倍リチュウムイオンが長持ちするということになります。(猫の攻撃する時の声より倍率高い!)
これは弊社のお客様でのデータですが、ニッケル水素は1~3年で交換(3年持つ方は稀) リチウムイオンは5年以上持っています。
今のところリチュウムイオンを選ぶと差額をいただいての販売となっていますが、これはもう普通に認めてもらったほうが行政的にもアクティブユーザー的にもうれしいのです。
それが、いまだに北海道は認められていません。
何故なのだろうか・・・。
さらに、リチュウムイオンバッテリーは優れもの
バッテリーを本体から取り外さなくても
ケーブルを差し込むと充電が出来るので、電動車いすユーザーの自立度もグンとアップします。
バッテリーを取り外す事が出来ない方でも充電が可能です。
(出典:YAMAHAホームページ専用オプション)
しいて言うならば、飛行機に乗る時にちょっと手続きがめんどくさい事がいまだにあることでしょうか。時期にそれの収まると思いますが!
皆さんも是非アクティブな電動車いすユーザーのためにも行政のためにもご理解と啓蒙いただければ幸いです。
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