COLUMN
5.312017
超特急で歩行器キッドウォークを直進バリバリマシーンにチューンナップ
運動会ですね! すでに終わった方もいればこれからと言う方もいらっしゃいます!
私は足は遅かったし運動神経も良くないのですが、運動会って特別で、祖父母が来てくれたり、豪華なお弁当とかちょっとした露店とかあったとっても楽しい思い出ばかりです。
さて、そんな楽しい運動会!
今年はおかげさまでワクワクしてます!!
と言うもの、運動会用にチューンナップを先週1件、そして今週も1件!!超特急での依頼をいただきました。
先週の内容は、プロンボードのキャスターを屋外仕様に変更するという任務
プロンボードでダンスを踊りたいという要望でした。
普段は車椅子の子なのですがダンスはプロンボードのほうが綺麗に踊れるんだけど、プロンボードの動きが悪くて何とかできないか!
と言うことで、元々プロンボードは室内用なのでキャスターが貧弱なんですよね。そこを何とかしたいところ。
プロンボードの寸法とかキャスター部の写真とかをいただき、そこからやり取りさせていただきまして、それなら屋外でも使えるキャスターが在庫であるぞ!
と言うことになり取り付けて任務をクリアできました。
そして今週と言うか昨日(汗)
キッドウォークを使って徒競走に挑む!
本当は自分の足で走っているのだけれども方向がどうしても定まらず、曲がってコースから出てしまうので先生が方向修正のためにサポートに入っての徒競走の練習をしてみたところ、その姿がはたから見ると先生が押しているようにしか見えない(涙)
何とかならないでしょうかと要望をいただきました!
さて、とにもかくにも時間が無いので製品を持ってきていただくことに。
キッドウォークとにらめっとしまして、、、今回は一休さんのようにひらめきました!!!
キッドウォークを直進しか走らないようにする機構を製作する事に、もちろん直進機構を解除して普通に動かせるようにも。
機能としては、ほぼまっすぐに走っていくので、徒競走中数回の方向修正だけでゴールできるものが出来そうだとお客様に報告。
GOサインをいただき、突貫工事!!!
キャスターに固定機構を受けるシャフトを取り付け。
これがロック(直進)をしたときの状態です。 左右をつなげる事で直進性を増す事ができますし。
ロックをはずした状態。この状態だと今までどおりの利用が出来ます。
拡大写真、メインフレームとキャスターをつなげる事でキャスターが旋回しないようにしています。
上前方に引っ張り上げることによりフリーの状態が保てます。
今回の一番の味噌は直線を解除するときの機構の逃げ場確保でした。
ロック機構を解除するために跳ね上げると途中邪魔になってしまうフレームがあり、そのままだとロック機構がまた、ロックの方向に落ちてしまいます。
そこで、回転軸の穴を長穴にする事でロック解除時に金具が4mm下がり干渉しないようにしてみました。
フリーな感じなので おおむね、何も気にせずにロックをかけたりはずしたり出来ます。
しかし、例えば上に引張り気味でロックをはずそうとしたら、フレームと干渉してしまうので機構の説明をしっかり行いました。
こんな感じです!今頃は運動会の総練習しているころでしょう! 結果が楽しみです!!
結果報告いただきました!
終始先生が手助けすることなく昨年よりも10秒タイムを縮めてのゴールだったそうです!!
ボルトが10秒ちじめたらもう瞬間移動です。いや、タイムとラベルですね!
嬉しい報告をいただき、一安心とほんわかな気持ちです!
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