COLUMN
1.202016
障害者乗馬
先日、子供を連れて旭川のスタルヒン球場にチューブ滑りをしに行きました。
残念ながら、うちの子はあまりチューブ滑りを気に入ってくれず、1回しか滑ってくれませんでしたが・・・。
同じ会場でたまたま馬ソリ体験がやっていて、そちらはノリノリで乗って来ました。
乗客は、御者さんを入れて大人6人こども4人といったところ。みんなを乗せて5分くらいでしょうか…一定のリズムで揺れながら、快晴の空の下、雪景色を楽しむことができました。
乗ってみて「最初の初動から力強い加速で一気に動き出して、Uターンもソリを引いて、こんな狭いところで回れるの?って思いましたが、ぐいぐい、ソリを旋回させてターンしてました。馬ってものすごい力持ちだなぁ」と改めて感心しました。
(出典:Dave Wilson)
さて今日はそんなお馬さんのお話。
障害者が乗馬をすることを、アニマルセラピーとしてご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「障害者乗馬」という「スポーツ」が、パラリンピックの正式な種目なのをご存知でしょうか。
乗馬の選手は脊髄損傷や下肢機能障害の方たち、脳性まひの選手もいらっしゃるそうです。
では動画をご覧ください。
出典:オーストラリア、パラ障害者馬場馬術大会2
ところで、障害者乗馬について色々調べていくうちに、乗馬という種目がとても特別なことに気づきました。
よく考えてみると、オリンピックとパラリンピックに人間以外が参加し、メダルをもらっているって他に例がないですよね。
そして乗馬は馬が運動するため、なんと「男女」の区別もない種目なのです!
馬を操る技術や経験がモノを言うので、選手の年齢層が高いのも特徴だとか。
パラリンピックが始まる以前の1952年に、デンマークのリズ・ハーテルという女性が、両足麻痺というポリオ障害を克服し、ヘルシンキオリンピックに出場、健常者とまったく同じ条件で、馬場馬術で銀メダルを取ったそうです!(JRADのHPより)
このことがきっかけになり、障害者乗馬は世界に広がっていったそうです。
北海道には残念ながら日本障害者乗馬協会の支部はないようですが、道外では数多くの障害者が乗馬を楽しんでいるようです。
乗馬を希望している方の障害に合わせて、気をつけないといけないことがあるので、一筋縄とはいかないかもしれませんが、身体の機能回復や健康増進に大いに役立つこともあるそうなので、全国的にもっと普及して、北海道でもたくさんの障害者が楽しめるようになっていくことを願ってやみません。
興味のある方は是非こちらのホームページへ→日本障害者乗馬協会のURL
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