COLUMN

令和5年11月の現状 補装具制度の金額では全然足りなくなってきた。

読んでいただく前に、令和5年11月現在の出来事を書いているということをご理解をお願いいたします。

この時は、こんな困りごともあったけど解決できた!となってくれていれば良いのですが・・・。

 

さて、車椅子にしても電動車いすにしても補装具制度では賄えず、差額がびっくりする額発生するようになってきました。

現時点で令和6年に大幅な価格改定をしていただくほかないのですが、それに間に合え声が届け!ということの一つにこの記事を書きます。

補装具制度はやはり最低限、基本的な機能を満たしているだけの車椅子には差額が無く、誰しもが移動手段や生活手段の獲得ができなくては困ります。

なのに現状は補填も無く、どんどん差額が大きくなっています。 ついには制作をあきらめるお客様も出てきています。 企業努力も限界に来ています。 木材は2倍・アルミ合金は1.5倍、もらえる金額は変わらず・・・。

実際に起っているのは、普通型車椅子の案件で、アレルギーや生活スタイルに配慮が必要な車椅子制作で補装具制度の支給金額よりも材料費の方が高かったということがあり、こちらの人件費を入れるととても支払えないと制作を断念されました。 現在体に合っていない車いすで、はらはらしながら生活されています。

電動車いすのお客様はもう10年以上も大切に乗っていただいていたのですが、そろそろ限界で新しく作れないかとなりました。 しかし、一般的な電動車椅子自体が値段が上がっており20万ほど足りなかったので、ひとまずそのままこの金額かかりますと提出、 北海道総合相談所さんも事情は分かるのですが、出せる金額は補装具制度の金額のみでとのこと。

この件は、お客様がさすがに車いすを新しく作らないと困ると、差額を出していただいて作成することに。

 

弊社としても、様々な見積もりを取って、なるべく金額が上がらないような工夫をいっぱいしてきました。 オーダーメイド車いすの作成はA社~B社に変更したり。 そのB社も材料高騰で値段が上がってきています。

YAMAHAも長らく補装具費支給制度申請に伴う特例措置として、今までの仕切り価格で提供してくれていましたが、もう限界だと今回の延長が最後とのことです。

期日的には【ヤマハ発動機㈱様へ直接申請】2023年11月30日(木)AM11:00まで
◎補装具費支給制度申請に伴う特例措置事前申請分受注期間
2023年12月15日(金)AM11:00までですが
間に入る企業によって締め切りが変わり、2023年12月8日(金)18時までというのが最長となっています。

現状でもYAMAHAの電動ユニットはなかなか利益が出ない価格帯でしたが(汗)

この措置が終わると15%ほど値上がりしま(大汗)

 

身体障害者の移動手段はニッチなことだけに問題になりずらいと思う反面、多くの方の理解を得やすい

ことだと信じて発信していきます。 皆様のご協力よろしくお願いいたします。

 

弊社では市役所福祉課に実情をお知らせに行きました。 補装具制度以外にもいろいろと資金面では大変そうです。

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