- Home
- お役立ち情報, コラム, 車椅子、補装具製作事例
- おむつ交換がしやすい車椅子の作り方
COLUMN
3.72017
おむつ交換がしやすい車椅子の作り方
車椅子上でおむつ交換をするって結構大変ですよね。
なるべくフルフラットにしてお尻を持ち上げて~と汗だくになります。
それを解決できる方法ですが、リクラニングティルト式(リクライニング式のみの時もあり)の車椅子でこの技を利用します。
今回の紹介する方法は、20度程度までのリクライニングとティルト姿勢で十分姿勢保持や休憩姿勢が取れる方にお勧めです。
※車椅子製作に当たっては医師、PT、製造業者さん等の助言をしっかりと受けて製作してください。
さて、ではざっと図面を見てください。
オムツ交換に使うのは地面と水平になるリクライニングを利用します。
最近の車椅子は座クッション補正でリクライニングの軸を垂直方向に上げることが出来る車椅子って有りますよね!
その座クッション補正をクッション以上に高くすれば良いだけ!という素敵な技です。
座と背の間に空間が開くのでおむつ交換がしやすくなるのです。
要するにこれです。
個人差が有りますが、座面からお尻が10cm程度浮くくらいが良いみたいです。
導入前に確かめる方法
寝た状態で背メンに厚手のクッションをつめてどのくらい上げればおむつ交換がしやすいのかシミュレーションをするとよいですよ。
●背の高さ
●背の柔らかさ
●その状態でおむつ交換がしやすいか
●腸骨が背もたれに乗っかるようにつくると安定してお尻が上がります。でも、乗っからない方が変えやすい方も。
注意点
●人によっては背中が痛くなりますので、その場合は厚手の背シートを利用してください!
●フレームに体が干渉しないようにも要注意です!
●よく構造を熟知している人に作ってもらいましょう。
●身体に無理の無い様に十分ご注意ください。
いかがでしょうか。おむつ交換が楽になればおのずと介護疲れも減り外出もしやすくなりますよね。
旅行にも行けちゃいますよ!! アクティブ生活応援します!!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。