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今だからエスカレーターの事故を前向きに考えたい。

このコラムを書いた理由

”車椅子でエスカレーターは危険だ”、という方が大多数いる事に驚いた。

車椅子について、知らない方たちが想像で発言されているのにもビックリしました。

一方で、車椅子でも安全にエスカレーターに乗れる人もいるのに、、、とも思いました。

そういった中、アリオ(イトーヨカドー系列)が車椅子の利用はご遠慮くださいという掲示を追加。

香川県社協がホームページからエスカレーターでの手引きを削除。

エスカレーター協会が注意呼びかけ。等

対話無く、負のイメージが広まっています。
このまま”車椅子”を一くくりにして考えてしまうのは短絡的です、禁止だと言うだけでは良い社会は作れないでしょう。

こういった事件を繰り返さないためにも、と思いコラムにしました。

このコラムで何が言いたいか

●一つは、少数ですがエスカレーターを健常者と同じように利用できる身体能力の車椅子ユーザーが白い目で見られたりしないようになれば嬉しい。

●もう一つは、エスカレーターではなく、車椅子ユーザーに起こるエレベーターの問題を解決して、エレベーターも利用しやすくなれば嬉しい。

今回の事故

平成29年7月10日午前10時40分ごろ、高松市上天神町のニトリゆめタウンさんで起きました。

エスカレーターに、老夫婦の夫が車椅子を押し、その妻が車椅子に乗っていた。

その夫婦の後に、76歳の女性が普通にエスカレーターに乗っていた。

エスカレーターの最後の降り口の所でキャスター(前の車輪)が引っかかり車椅子ごと転倒。

76歳の女性を巻き込んだ。

巻き込まれた女性は数時間後に亡くなられた。

周りの意見と考察

●車椅子でエスカレーターは危険【同意見がかなり多かったです】

一概に危険とは言えないのですが、多くの車椅子ユーザーは実際に危険ではないかと思います。

介助型で後輪の車軸が後方に有る作りの車椅子は前輪にかかる荷重が大きいため、降り場で前輪が引っかかる確立が極めて高いです。

一方、きわめて健常者がエスカレーターに乗るのと同じように感覚が整っている車椅子ユーザーは、自身に過信することなく利用出来るように周りは理解しないと行けない。

どちらかと言うとちょっと注意をして動作的には無意識に体が動く方は利用してもよいと私は考えます。

●エレベーター禁止とか言っている方たちが散々危険な事をせざるを得ないように追い込んでいる事に気づいて欲しい。
たぶんこれはエレベーター問題の事をいっているのではないかな?と思うのですが。

混み合った場所のエレベーター(特に途中階)では、常に満員で健常者は車椅子の人が乗れない環境である事に気付いて欲しい。

気付いた時は、降りて譲るなどの配慮が必要では無いか。
これは本当に切実で、数時間エレベーターに乗れるのを待ったりしなくてはいけません・・・。

●車椅子対応のエスカレーターが出来ればいいですね。
車椅子対応エスカレーターは日本に1200台程度配備されているようです。

実際に見た事もありますが、特定の段が3段分平らになるように作られています。

しかし、現存の装置はまず車椅子ユーザーが乗り降りするときには時間がかかり、そして最後は今回の事件で原因となったキャスターを上げる技術が無くては危険です。
結局はそこが一番の危険なので、実は普通のエスカレーターで昇るのと、特殊なエスカレーターで昇るのと難易度的には意外と差が無いのです。
今は、係員の方を呼んでの車椅子対応エスカレーターを利用するので知識のある方が介助してくださいます。
ですので、安全はそれなりに確保されているとは思いますが、その分不便でも有りますね。

●かつては乗っていたのですが、保持するのに腕力、ステップと手すりの速さが違うので持ち替える技術が必要(車椅子ユーザー)
ステップと手すりの速度って違うのですね。それは知りませんでした今度試してみなくては。※後日変更します。

●禁止ということと、安全かどうかの問題は別だと思います。禁止ではないと思いますが、安全でないことも事実だと思います。
これは車椅子に限らず、子どもが、とか高齢者がとか、さまざまな安全ではない状態が有ると私は思います。

逆にかなり安全に利用できる車椅子の方々もいるし、安全に乗れる子どもやお年よりもいますよね。

身体能力、認知力等他人からはわからないことも多いと思います。今こそ相互に理解が深まればと思います。

●高齢者の自動車事故も多いですが、目から入る情報を脳で考え判断する能力が低下していると思いますので、インフラや車いすなどの開発の立場から解決する事が一つの改善方法であると思います。
そのとおりのご意見だと思います。

●まねする子がいたら困るのでやめましょう!
なるほど、まねをしちゃう・・・。これは私的には基本的な知識として、どこからがダメでどこからがOKなのかと言うことを理解してもらいたいところ。

●目的地までエスカレーターの方が近いんだよね(怪我の時だけ車いすを使った時の経験)
普段エスカレーターを使っているだけにその気持ち湧いちゃいますよね。でもこの方はエレベーターを利用されたそうです。

怪我が良くなり松葉杖になってもエレベーターを利用されたそうです。

普段、やりなれていないことはやめた方がいいですよね!賢明な判断だと私は思います。

●車椅子ユーザーですがエスカレーター利用しません、出口で必ずキャスターが引っかかるので、ある程度のテクニックとパワーが必要です。
キャスターが引っかかるというのが危険の境目ですね。
車椅子によってはキャスター上げがしやすく作るユーザーもいます。
そういった方は何時間でもウイリー状態で車椅子をこぐ事が出来る方たちです。

因みにキャスター上げがしやすいという事は、私たちが立っているのと同様に非常に不安定な状態であります。しかし、バランス感覚で不自由なく安定が出来る車椅子ユーザーがそういった車いすを利用してます。

●車椅子の人のご利用はご遠慮してくださいって、その後はどうすればいいんでしょうかね?
これはアリオさんが掲示したエスカレーターの表示についての書き込みです。
アリオさんはただただご遠慮=うちはダメ!って行動に出てしまいました。

ここで合理的配慮を考えてみましょう。
例えば、エレベーターに促す表示を出すとか、わかりづらければ案内所にお声掛け下さいとか、エレベーターまでの手順を分かりやすい形で図にするとか。

自社でむづかしいのであれば、アリオでは対応が難しいのでアリオと同じくらいショッピングが出来るユニバーサルなお店をご紹介いたします。
とか、やり方はたくさん有るはずです。

●そもそもエスカレーターはもともと危険です。車椅子が禁止なら、車椅子よりも危険な子供がエスカレーターに乗ることも禁止すべきです。
私も、エスカレーターは安全な乗り物では無いと思っています。

確かに子供と乗る時はかなり安全に気を配りしながら乗っています。
むしろ私の知る車椅子ユーザーたちの方が安全であることは確かですね。

階段を4人がかりで登るとかは美談になりますが、これもかなり危険です。
それよりもエスカレーターに2人がかりで登った方がよっぽど安全に登れるのですからね、、、。

●エスカレーターの降り口付近でたむろしてるやつらが1番悪い

これは確かに危ないですね。人が大勢だとドミノ倒しの原因になりますね。

今回の車椅子の件とは関係が薄いですが、これはみんな注意して行きたいですね。

解決策
短期的には

今回は老老介護の中で起こった。
身体的にも認知力的にも危険が伴う場合は、やさしくエレベーターなどに促す、又はサポートする等の社会体制が必要。

介助の場合、普段からウィリーを無理なく行える事が必須でしょう。

車軸が後方に有る車椅子はエレベーター必須。

エレベーターは(特に途中階)車椅子の人を見かけたら降りて譲るようなやさしい社会になるといいですね。
そうすれば危険が有る車椅子ユーザーもエスカレーターにのる必要もなくなります。

私達同様の感覚でエスカレーターに乗れる車いすユーザーがいることを知ってびっくりしないようにする。

車椅子ユーザーも無理をしない!

心のバリアフリーはいつだってウエルカム。声掛けからお互いの理解を深めていければ!階段とエスカレーターしかない場所もまだまだ有ります。

大多数の意見が全てではなく、少数派の意見も大切。
私的には電車の混雑時ベビーカー問題なんかも一呼吸おいて受け入れられる気持ちがもてればなーと心がけています。

長期的には

インフラの整備!
海外では珍しい3段分をフラットにして乗る事が出来るエスカレーターも有りますが、利便性の代償の割には安全!とは言いがたい。
安全性を検証して行き、世界に誇れるエスカレーター開発を出来ればいいですね。

その他、高齢者も障がい者も子どもも過ごしやすい心が育つインフラが整えば素敵ですね。
ロンドンパラとリオパラの対比のように、ロンドンは成功、リオは負の遺産・・・。

東京は是非ロンドンのように成功してもらいたいです。

要するにインフラも本当にみんなにとって使いやすさが整えば町も栄えるんですよね。

最後に

このまとまりの無いコラムをお読みいただきありがとうございます。
何故まとまりが無いのか・・・。一つは私の文才の無さ・・・。
もう一つは世の中は常にアナログなので、線引きが非常に難しい。

安全が確保されるまで、といってもどこからが安全か、なんてのは人間にはわかりません。
逆にどこからが危険なのかと言うのもわかりません。

車も毎年事故や死者を多数出していますが、利便性と言うのがかなり考慮されています。
今回のエスカレーターの事故よりもはるかに高い確率で車は安全ではないのです。
でも、ある程度の落としどころを見出し、生活をより良いものにしようと私たちは生活しています。

利便性も大事で、ある程度の安全性が有るのであれば認められるべきと思います。
そういった車椅子ユーザーの人権が守らるよう、心から願って締めくくらせていただきます。

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