COLUMN
2.162016
【車椅子の背もたれの選び方】快適生活!背もたれ図鑑(基本編)
背もたれ、体幹の安定、腰痛予防、側湾症の予防・進行抑制、円背予防・抑制、頭部のコントロールなど背もたれの役割は重要です。
助成金(補装具制度)の項目を元に、背もたれの種類や効果をご紹介いたします。
背クッション10,000円
背もたれに取り付けることが出来るクッションです。 発赤による背の痛みやちょっとした体幹の支えなどに利用するクッションです。
また、背張り調整式の車椅子の背もたれ部分のクッションに穴が開いたり、著しく汚れた場合などにもこの制度が適応になります。
※最初の段階で背張り調整式シートの制度を利用した場合は、もともとクッションがついてくることが前提なので、背クッションの制度は利用できません。
バックサポート8,860円
通常の車椅子の背もたれです。穴が開いたり、著しく汚れたりした場合の交換時に利用できます。
延長バックサポート(枕は含めない)10,190円
頭部にかかるバックサポート状のシートの部分になります。これに枕を別につけることが出来ます。
枕(オーダーメイド)10,330円・枕(レディーメイド)5,830円
延長バックサポートに取り付けることが出来るヘッドレストです。 オーダーメイドとレディーメイドがあります。
オーダーメイドは個人にあった高さや支えを作る必要がある時に利用します。摂食のためのヘッドレストとしては不十分でしょう。
その場合は座位保持装置の頭部支持部の制度を利用しましょう。
レディーメイドはいわゆる大量生産品です。大手メーカーだ出している、一定の規格のヘッドレストになります。リクライニングやティルトなどする時の枕としてのみに利用する方向け。
バックサポートパイプ3,830円
車椅子のフレームの部分を修理するときに利用できます。バックサポートのパイプを変更できる車椅子の場合は制度で収まりますが、実際はなかなか使いどころがむづかしい制度です。かゆいところに手が届かない項目の一つですね・・・。
バックサポートパイプ取付部品3,700円
バックサポートを取り付けるための部品の交換時に利用できます。 これも、実際には使いづらい修理項目ですが、たとえば、バックサポートパイプを取り付けるための穴の部分の機構などに利用できます。
張り調整式バックサポート交換15,080円
横方向に数本のベルトにより、背もたれの形状に合わせることが出来る背もたれです。背クッションや背シートをかぶせて利用します。
円背の方や、腹筋の弱い方、左右に体幹が倒れてしまう方に有効です。 ただし、著しく倒れる傾向のある方、腹筋が利かない方は、バケットタイプのバックサポートがお勧めです。
高さ調整式バックサポート交換12,080円
高さを調整できるバックサポートです。子どもの成長等に合わせて伸ばせるように最初からこういった機能をつけておくと良いですね。
また、リクライニング車椅子で、おきているときと、寝ているときで支えの高さが変わってしまうのが困るときなどに有効な機構です。
背折れ機構部品7,180円(1台分)
車載時や収納スペース確保のための機能です。人によっては普段は支えが必要だが、動くときには背シートを低く使いたい等の理由でつける方もいらっしゃいます。
背座間角度調整部品8,100円
大人は必要ないのですが、初めての車椅子で背角度がどの位が適正なのか長く使ってみないとわまりません。そんなときには背角度を調整できるように作っておきましょう。 また、進行性の障害で背角度を変える事が確実にある場合もこの機構をつけましょう。
ヘッドサポートベース(マルチタイプ)27,080円
ヘッドレストの角度、奥行き、高さなどが自在に変更できるヘッドサポートシステムです。 体幹、頭部に付随運動が無くその日の体調で姿勢が変化する方にお勧めです。 また、見た目がスマートです。
※隙間に頭部が引っかかってしまったりしては大変です。皆さんと十分検討し導入を考えましょう。
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