モルテンの特殊マットレス「オスカー」について

モルテンの高機能エアマットレス「オスカー」は、様々な身体状況の利用者に対応できる、優れたケア機能を備えています。 特に、人の手によるような優しい自動体位変換機能が特徴です。最高レベルの耐圧分散力に加え、蒸れや冷えへの対策、リハビリ時やむつ交換時の安定性など、幅広い時の機能を備えています。

体位変換だけでなく、徹底的にケアをサポートする製品です。

使用感に関しては個人差があり、「ふかふかして慣れない」「体位変換の動きで眠れない」といった声がある、「ふかふかしてよく眠れる」「体位変換機能で身体が楽になった」といった前向きな意見も寄せられています。

〇今回の導入背景と課題〇

今回、この「オスカー」を納品することになった背景には、訪問介護サービスの撤退や、突然の胃ろう手術といった事情がありました。これにより、今後の生活スタイルを維持するための新たな選択肢として「オスカー」の導入が検討されました。 訪問介護の縮小は、公的支援（公助）の欠如を意味し、その代わりに家族による自助の強化が求められる状況です。 負担が大きくなる枠、少しでも介護負担を軽減する手段として、この特殊マットレスの導入を決定しました。 特に、夜間の体位変換負担を減らし、胃ろうによる栄養管理をサポートする目的が大事です。

〇デモ機の使用と調整の試み〇

決定を決める前に、デモ機を使って試してみることになりました。しかし、最初は苦労の連続でした。

〇初期の課題〇

体位変換機能を活用しても眠ることが出来ない、利用者が寝返りを打つことでマットの中央に留まらないような問題も発生しました。

数日は従来通り、夜中の体位変換が家族によって行われました。

〇設定の試行錯誤〇

しかし、「オスカー」はやはり優秀でした！ 体位変換の時間や方法を細かく調整し、デモ機を使って試行錯誤を繰り返した結果、結局「寝てくれる」設定を見つけることができました

〇設定は以下の通りです〇

硬さ：超

除圧動作：除圧

姿勢指定：仰臥位

実際に納品された後も、さらにさまざまな設定を試していくことで、利用者に合った最適な使い方を見つけることができました。

ただし、大きな課題も残っています。このエアマットレスは約20万円と高価な製品ですが、ほとんどの自治体では補助額が2万円程度と非常に少なく、残りの費用は実費負担となります。経済的な負担が大きく、導入を断念して家庭がいらっしゃるのも現実です。

さらに、日本の介護業界全体を見ても、制度の未達や重労働・低賃金といった厳しい環境が課題となっている。

政治の対応が追いつかないことを浮き彫りにしています。

深刻な課題であり、早急な改善が必要です。

オスカーの詳しい機能はモルテンのホームページから→【特殊マットレス】オスカー

オスカーと一緒にご利用いただきたいお勧めのベッド→リライフネクストSE