COLUMN
3.282018
シットスキーで姿勢保持が出来るようにしたので報告です。
シットスキーの姿勢保持が必要な子たち用を作ってみました。
基本通り頭部が起こしやすく、上肢が使いやすい姿勢になるようにするための工夫をしてみました。
もともとシットスキーは背が短く、地面に垂直に立っているので、普段ティルトをしながら車いすに乗っている子供はなかなか乗ることが出来ないというのが一番の課題でした。
ということでちょっとだけそのアイテムを紹介
伸びるゴム製のベルト
体が寝てしまう分だけ、苦しくない程度に引っ張りながら利用することが出来るので
現場合わせでは必須アイテム! 本数は一人に3本使うこともあります。 部位的には肩、胸、腰、足等を回して固定することが多いです。
細かいパッドとハンドタオル
頭部・大幹部・大腿部・など様々なに利用します。
マジックテープでくっつくようになっているので、たくさん重ねて姿勢を作っていくことが可能です。
どうしてもというときはハンドタオルを丸めて、それを積層させて姿勢を作ります。
ハンドタオルは背中等に凸部があったりしてそこを保護しなくてはいけない時にも有効です!
姿勢保持一例
写真明るめに撮影し、どんなパットがついているかわかりやすくしていみまし。
頭部・体感部・骨盤・大腿部にパッドを入れています。
骨盤部はパッドを入れて前に出し、腰部はフレームと並行位置、胸部は張りを緩めて後方に、頭部はまた少し起こして。
という形状を作ています。 要するに背角度を寝かせた状態と同じになっています。
座面には前座を歩行する三角パッドが入っています。
座シートはマジックテープのメスもオスもついているので、普段使っているクッションにマジックテープがついていると
そのクッションを使うことが出来るようにしました。
介助グリップ
背の高さ補正にもなるベルトを付けた介助グリップです。
クランプで固定します。
高めに設定できるように作りました。
その理由としては、手を前に伸ばして利用できたほうが、歩きながらシットスキーとの距離が稼げるからです。
低く作るとスキーと足が当たってしまうので、高いほうが便利です。
あと、首の筋力が弱い方はネックストラップや、おでこベルトなんかも楽しむためには有効ですね!
今回、旭川パラスポ協議会さんからの依頼で体験会で姿勢保持が必要な方がこられるということで、こういった姿勢保持機能を作りました。
結果としては皆さんシットスキーでの座位が出来るようになりシットスキーの体験ができました。
姿勢保持はケースバイケースですので、事前に身体状況を確認しあえるのであれば安全のためにやり取りをしたほうが良いと思います。
イベントの様子はこちら→旭川パラスポ協議会フェイスブックページ
姿勢保持が出来ないからスポーツをあきらめていませんか? スポーツはみんなで楽しんでいきたいですね!
こういったアイテムもございますので是非、チャレンジしてみてください!!
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