COLUMN
1.162016
紳士淑女のスポーツ 車椅子フェンシング!
車椅子フェンシング
皆さんは「車椅子フェンシング」と聞いて、どんなスポーツを想像しますか?
最初私は、車椅子テニスのように、片手に剣を持ち、車椅子を操作して行うのかと想像しました。
でもフェンシングとは、剣で、相手の一瞬の隙をつく、スピードと駆け引きが魅力の競技です。
それを車椅子に乗って、一体どんな風に対決するのか想像できませんでした。
実際の車椅子フェンシングの映像がこちら。
『車椅子フェンシングとは、
「ピスト」と呼ばれる台に車椅子を固定して行うフェンシング競技。ユニフォームや剣、マスクなどは一般のフェンシングと同じものを使用する。(日本パラリンピック委員会 HPより抜粋)』
最初の方は早すぎて展開が分からないのですが、よく見ていくと分かってきますよね。それにしてもかっこいいですね!
車椅子は地面に固定され、選手の伸ばした腕と剣一本分の距離だけ離れた状態で勝負をしていますね。
勝負は一瞬、相手の胸元をつく、パラリンピックでも人気の競技だそうです。
パラリンピックの車椅子フェンシングの選手は、障害の程度によって2つのクラスにわかれているそうです。障害の軽い人はAチーム、腹筋の一部が麻痺した人などは重いBチームとなります。
東京パラリンピックの出場を目指して練習している日本人選手は、現在10名ほどだそうです。
まだまだフェンシング自体の知名度は低いかもしれませんが、ぜひぜひパラリンピック出場を果たしてほしいですね!!
NHKのハートネットTVで出演されていた、日本代表の「藤田道宣」選手は、「フルーレ」という、「頭と腕を除いた上半身を剣先で突き、ポイントを競う」競技でリオパラリンピックを目指しています。
藤田選手は、腹筋の一部が麻痺したBチームの選手で、麻痺した右手にテーピングで固定した剣を持ち、腹筋はコルセットで固め、身体は左腕一本で支えて競技しています。そのため左腕で身体を支えることがとても重要になっているそうです。
藤田選手は汗が出ないという障害もあり、30分しか練習ができず、30分を過ぎると体温があがり熱中症のような状態になってしまうそうです。夏場は更に大変だそうで、そんなハンデの中戦っておられるそうです。もうそれだけですごいですね…。現在世界レベル24位(昨年8月現在)、ご活躍応援しています!!!
ちなみに、藤田選手、龍谷大院生で僧侶だそうです。
フェンシングの他に、臨床宗教師を目指して勉強中だとか。
臨床宗教師:宗教や宗派の違いを超え、被災地や医療現場などで人々の悲嘆や苦悩に寄り添う宗教者。布教や宗教勧誘は行わない。東日本大震災を機に、東北大大学院が平成24年度から養成を始め、龍谷大大学院や鶴見大などが続いた。修了者数は現在100人ほど
臨床宗教師ってなんだろうこちらも興味でますね!
追記
札幌の斉藤さんからチラシデータいただきました!!ありがとうございます!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。