COLUMN
11.222017
夢見たい!RATTA RATTARRの活動紹介!!
感動しました!
講演会とかは暇が有るとジャンルに限らずよく聴きに行くのですが、そんな中、衝撃を受けた講演会が有りました。
ひゅーまにあ軽井沢(就労支援センター)の””RATTA RATTARR””の活動が凄いのです。
と言うことで今回はRATTA RATTARRさんの活動についてご紹介いたします。
(出展:就労支援センターひゅーまにあホームページより)
おはようございます。COM泉屋 泉谷です。
皆さんは就労支援ってどういったイメージをお持ちでしょうか?
昨今ではとっても活発的な就労支援が増えてきましたよね。
皆さん試行錯誤して、何とか制度にのっとり四苦八苦と言う感じではないでしょうか。
個人的にですが、そういった就労支援活動で、良いなーと思っているのが、アート作品を作る事!
アール・ブリュッドなどで一時期話題になった、訓練などを受けていない無垢のアート、障がい者が作るから生まれるという事でもないと思いますが、そういった無垢のアートはとっても魅力的ですよね。
でも、こういった活動はパトロンがついてくださったり経済的に自立できるような方はごく少数ではないかと感じます。
また、自身の作品作りに没頭するだけでも楽しい生活なのかもしれないと思わなくも無いのですが・・・
やはり出来るだけ長く活動を続けるためにも社会とのつながりを継続して、そしてそれが商業活動で有ればなお良いと感じています。
商業・・・
でも、たとえば陶芸などの作品を見ているとそこに個性が有るのだろうか? 機能的なところは満たされているが出来栄えはどうだろうか?
正直申しますと、私にはどこの作業所の製品も、もう一息という思いがあります。
でもその一息をどうしていいのか思いつく人はいませんでした・・・。もどかしい!!
そんな中にセンセーショナルに登場したのがRATTA RATTARRです。
(ちょっと前置きが長かったですね・・・すみません。でもこの衝撃的を伝えるためにはどうしても説明しておきたくなりました。)
デザインブランド「RATTA RATTARR」
<RATTA RATTARR 発足の由来>
世の中は、様々な個性や特性を持つ人の集合体です。人と違うからこそコミュニケーションを取り理解を深め、その中で他者を許容し自分の個性を主張していく力を磨く。アートはその要素をもっとも多く含んでいるものだと考えました。
「様々な人間がいかに相互理解を高め共生していくか」という私たちの掲げるテーマに、アートの力を取り入れる事業として始めました。私たちはこのプロジェクトから生まれたデザインのブランドを「RATTA RATTARR(ラッタラッタル)」と命名し、アートという個性の表現・就労支援での機能的価値の向上、そこにデザインという意味的価値を加えることで、その人の可能性を広げ、ひいては社会における相互理解や共生を推進する力の発信地となるべく活動していきます。
※ ブランド名称のRATTA RATTARR とは、ART ART ART ART の綴りを入れ替えた造語です
<RATTA RATTARR の活動>
アート + 就労支援 + デザイン = RATTA RATTARR
障がい者が描いた絵そのものを作品と捉えるのではなく、そこにデザインを加えて彼らの絵を取り入れたプロダクト制作を行っています。
ただし、この「プロダクト」は、本当に良いものでなければなりません。「障がい者が作った物だから選ぶ」ではなく「本当に良いものは良い」と感じてもらわなければ、彼ら独自の力を活かしていることにはならないのです。
よい物を作り続けることで、時代に左右されない真の価値があるのだと私たちは考えています。それによって、彼らが自信と希望を持つ事が出来ることに繋がると考えています。このプロジェクトのクリエイティブディレクターとして須長檀氏を招聘し、軽井沢のアトリエを拠点に絵の採用・プロダクトのジャンルの選定、また全国のひゅーまにあでワークショップを開催し才能の発掘を行なっています。
私たちは「RATTA RATTARR」が多くの人に愛されるブランドに育つとともに、彼らの力を全国に発信し、相互理解と共生の拡散を目指しています。
ひゅーまにあ「RATTA RATTARR」ページより抜粋
なるほど!クリエーターとアトリエスタ(支援員)が作り出す平面作品に経験豊富なデザイナーが製品化!
この関係って最強です。
こんなにすべての人が密接にまじめに取り組まないと成り立たない事を、しっかりやってるから魅力的で素敵な製品が生まれいる!
写真以外にも様々な製品があります!是非ご覧ください。→「RATTA RATTARR」
私の娘もいつも凄くいい絵を書くんです(笑)
でもわしにはそれを製品化につなげる腕は有りません。 そこはプロダクトデザイナーの腕の見せどころ!
敏腕デザイナーも、素材がないとその腕をふるえません! そこはクリエーターの腕の見せどころ!
こういった関係が、本当に良いものを作り出す形態だったのか!と感動しています。
さらにパスツールとして人と人とがつながる事にも広がります。
さて、皆さんはこの記事を読んでいる中、きっとこう思っています。
クリエーター(障がい者)がどのくらいの素材を作り出せるんだと・・・。
ここにもちゃんとした仕組みが有りました。
”唐突の美”
クリエーター(障がい者)がアトリエスタ(支援員)と相互関係によって作品を作っています。
創作空間をアトリエスタがクリエーターのために模索し作り出し、既成概念にとらわれることなく無垢な感覚を引き出すことが
出来ています。
これは日本では一般的ではなかったのですが、北欧では当たり前だったようです・・・。(日本に取り入れてくれた檀先生ありがとうございます!)
確かにこういった空間でのびのびと創作が出来ればさらに良いものが出来たがりますよね。
唐突の美! これは障がい者だけにいえることではなく、私たち個人もそういった環境を考えていけば生活が楽しくなりますよね。
「RATTA RATTARR」から目が離せません!!!
関連ページ
Sunaga Desigen Office(RATTA RATTARRクリエーティブディレクター)→ホームページ
MARKLE DESIGN(RATTA RATTARRデザイナー)→ホームページ
株式会社チャレンジドジャパン→ホームページ
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