COLUMN
1.12016
車椅子がベッドに!?キャンピングカーでレッツGO!!
新年明けましておめでとうございます。
本年もなにとぞ、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
あんなこといいな、できたらいいな!
と言うお客様大歓迎のCOM泉屋です。
新年一発目は、弊社の仕事で印象に残っている車椅子をご紹介させていただきます。
これを見て、何でもありだ!と思っていただきたく思います。
お客様も弊社もお互い固定概念を壊し、今年も良いものづくりが出来れば幸いです。
お客様のご要望
母が要介護となり車椅子が欲しい。
自宅では姿勢を安定させて座っていられるように、また、休める車椅子がほしい。
母が自分でやりたいことが出来るテーブルが欲しい。
ゴミ箱を右手側に欲しい。
これからもキャンピングカーでいろんなところを母と一緒に旅行したい。
キャンピングカーの中でベッド状になりおむつ交換できるようにしたい。
おむつ交換のときに母がつかまれる手すりが欲しい。
ベッドに使うパーツがテーブルとして利用できるとうれしい。
キャンピングカーでの移動時に固定がしっかり出来るようにしたい。
というご要望です!
ご家族のご要望と熱い思いに突き動かされかなり楽しく力を入れてお仕事をさせていただきました。
この豊富なご要望に答えるには、図面を引いては直し、部品を探しては試し。を繰り返しました。
そして出来上がったのが次の車椅子になります。
家庭で使う時の形態
キャンピングカーで旅行する時仕様
さらにもう一つの姿が!
この3形態はすべて同じフレームから用途別にトランスフォームします。
因みにこちらがベースです。
家庭用、旅行用でクッションを変更しています。
家庭用の場合は普通のティルト&リクライニング車椅子ですね。
背張り調整機構、テーブル、体幹パッド、足部エレベーティング、足踏みブレーキ、キャリパーブレーキがついています。
そしてゴミ箱も搭載!
ヘッドレストをとると、家庭用の洗面台に頭を載せられます。車椅子に乗って洗髪が出来ます。
そして、グレーのクッションの方ですが、クッションはベッドのマットをパーツ分けしたものです。
ですので、ふるリクライニングエレベーティングをするとこれだけでも眠ることが出来ます。
ポイント
背クッションは家庭使用の時に背張り調整をふんだんに利用しているので撓んでいます。そのたわみを変更することなくクッションをつけるだけでフラットになるような補助クッションを入れています。
足部はエレベーティングをあげた後にクッションを差し込む感じにしています。
そして、いよいよベッドにトランスフォームなのですが
このようにベースが両サイドに連結金具で取り付けられるようになっています。
(写真は作成途中のものです。とり忘れました~)
横から見るとこんな感じで、ベッド専用に脚がついています。 よく見ると脚の下の方にワッカがあるのですが、それはこのサイドのパーツがテーブルとしても利用する時、車に固定するためのものになります。
そうなんです、写真に撮り忘れましたが・・・、このサイドに取り付いた木は高さ調整がワンタッチで出来て、普段はテーブルになります。
また、手すりはベッド専用で作成しました。
そして、最後に。
フロントキャスターストッパーを作りました。
キャンピングカーに実際に乗せてみてのグラつきの検証をしました、
そして、前キャスターが動くためにぐらつきが出ました。
そこで登場したのがフロントキャスターストッパー!!
これにより、グラつきを抑えることが出来ました。
いかがでしょうか、夢をかなえる車椅子つくりのパートナーになれれば幸いです!
本年も社員一同、力の限りがんばります!!
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