COLUMN
9.32019
頸椎損傷の車が廃車になったら・・・。
北海道では、頸椎損傷の方も車に乗って一人でお出かけする方が結構います。
なぜならば公共の交通機関が整ってはおらず、一般的にも車で移動する方が大半なのです。
そんな中、不慮の事故で車が廃車になったら・・・。
※頸椎損傷は、交通事故など何らかの理由で激しく頸椎を損傷し、手足を動かしたり、痛みや温度等を感じたりすることができなくなる障害です。
人によって症状は様々ですが、腹筋が使えなかったり、握力が無くなったりします。
皆さんは車が事故で廃車になったら、代車にのって普段の生活を維持しますよね。
しかし、頸椎損傷の方の車は手動アシスト装置や、乗り降りのための装置、が必要です。
さらに、一台の車を自在に乗りこなすには訓練も必要です。
そう、使いやすい様に合わせてつつも、さらに慣れが必要なのです。
車椅子でもそうですが、その方が良い姿勢で長時間快適に乗っていられるようにするには細かい設定が必要です。
車も同じで、障害に応じて様々な機材や設定が必要になってきます。
ですので、代車が無いのです!!!!
となると・・・。
新しい車を購入し、手動装置や移動移乗する装置を取り付け調整、そこからようやく車を使いこなすための練習と調整・・・。
さて、車に乗れるようになるにはいったい何か月かかるのでしょうか・・・。
私たちは事故後すぐに代車で事なきを得ますが、頸椎損傷の方は数か月・・・。
という状態になります。
その数か月・・・大体、半年以上ということを聞いているのですが、半年は長いですね・・・。
ではその半年はどうするのでしょうか?
タクシーなどの送迎サービスを利用することになります。
公共の交通機関は予約が必用だったり、会社に行く時間にちょうど良い時にノンステップバスが無かったり・・・。
等、そして普段利用しないのでそのノウハウも無いのです(涙)
解決策はあるのか?
今の所、難しいとのこと・・・。
となると今はこういった現状をどう変えていけるのか? 考えるときなのかなと思いました。
例えば、車自体が障害の有無に関わらずだれもが利用しやすい形態になればいいとか。
代車でオールマイティーなものが出回るとか・・・。
5G導入間近と考えると前者のほうが早いかもしれませんね。 5Gいろいろと電波障害とかそういったこともうわさになっていたりしますが
個人的にはまずは広まって欲しいなーと思ってます。
その他、こういったサービスがすでにあるよ! とかこうしたらどうだろう?等ご意見いただけると幸いです。
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