COLUMN
12.162015
車椅子のクッション選びは大変。おすすめとそれぞれの特徴を紹介!
車椅子や座位保持装置のクッションとても大事です。
同じクッションでも、種類や形、材料に使われているものによって、使う人を「どのように楽にしてくれるのか?」が、ガラッと変わります。
ただ、使う人目線で考えると「実際、どれが自分には合うのだろう?」と、悩むことも多いかと思います。世の中にはたくさんのクッションが出回っているので、どれを使えば良いのか、また、どれにどんな特徴があるのかなどは、把握しきるのはむずかしいでしょう。
と、いうことで!
今回は、そんなお悩みの解消になればと、弊社おすすめのクッションをズバットご紹介いたします。車椅子の専門家が、実際に取り扱ってみての感想を交えながら、それぞれのクッションを解説していきますので、参考にしてみてください。
JAY3クッション:JAY2クッション(じょくそう予防・座位保持力・すわり心地すべてで高い評価!)
出典:JAY3クッション・JAY2クッション(アクセスインターナショナル)
耐圧分散力・すわり心地・座位保持力どれをとってもすばらしいクッションで、お尻への負担を減らし、良い姿勢を保ちやすくしてくれます。
本体は少し重たいのですが、物がクッションですので乗っている本人がその重さを感じることは無いでしょう。むしろ、その重さによる安定感から、動きやすいと感じると思います。
補装具制度の完成用部品の支持部の項目でJAY2クッションは認められています。ですので、「クッションを助成金で賄いたい!」という場合であれば、JAY2の方のクッションを選ぶと良いでしょう。 必要と判断されれば助成が受けられます。
また、是非このシリーズの背シートや、ベルトなどもご覧になってください。 より様々なことにチャレンジできる車椅子が出来ますよ。
アウルREHAシリーズ
画像出典:アウルREHAシリーズ (加地)
エクスジェルという特殊な素材を利用したクッションシリーズです。
自分の体重や、どんな姿勢を維持したいかによって、クッションの厚みや形を選ぶタイプのものです。体圧分散能力(体がクッションにかける圧力を均等に分けて負担をかけなくしてくれる能力)に関しては、ジェル系クッションの中でも1、2を争うほど優秀なクッションとなっています。
弊社では、お尻に敷くクッションのなかではこちらが一番人気となっています。以下、昨日詳細です。
・体圧分散性と薄さ・足つき性を求める方に。
・エクスジェルの流動性とウレタンフォームの軽さを組み合わせたコンビネーション(積層構造)クッションです。
・独自のアウルデザインとクッション中材のエクスジェルが効果的に体圧を分散し、床ずれを予防します。
昨日の高さ、その人の体圧や姿勢をどんな風に維持したいかに合わせられることから、介護・レンタル用としても幅広く利用されているようです。
にこにこクッション(タカノ)
画像出典:にこにこクッション(タカノ)
なんと、こちらは、丸ごと洗えるクッションです。通気性も抜群。それなりの耐圧分散力もございます。
クッションの汚れ問題をこれで一気に解決できますね!しかも衛生的です。綺麗好きな方や汗かきな方には、特にオススメのクッションとなっています。
・カバーのまま丸洗いOK!吸湿・放湿性にすぐれ、ムレずに快適。
・移乗をサポートするフラット型。
こちらも、介護・レンタル用としても幅広く利用されているようです。
マトリクスvi
画像出典:マトリクスviクッション(昭和貿易)
耐圧分散能力・座位保持能力が高くかつ軽量で、カバーが防水加工というクッションです。
アグレッシブな方は先ほど紹介したJAYシリーズ。そして、お年寄りにはこちらのマトリクスviがお勧めです。
・世界レベルの高い圧力分散能力と座位保持機能により、床ずれ防止と安定した座位を実現します。
・3種の特殊ウレタンと成型で高い体圧分散力。
補装具制度の完成用部品認定製品です。手に入れる際、助成を受けることができます。
MEDI-air 電動ポンプタイプ
電動で、適正な耐圧分散、体幹の傾き予防をしてくれるハイテククッションです。(ウェアラブル端末の車椅子クッションverといった感じでしょうか)
・座位安定性が高く、人それぞれのおしりの形を考えた、安全なユニバーサルデザイン。
・専用リモコンはバッテリー残量及び運転内容を表示。空気量UPスイッチにてお好みの空気圧に加圧。
・臀部形状を考慮し、2種類のエアーセルを配置、座る人に優しい安心設計。
・2種類の中央部空気配管で空気圧切替運転を実現。
・座面両サイドにレイアウトしたガードセルにより、使用中の体幹の傾きを防止。安定した座り心地を実現。
・上部のひだ形状が、面圧分布と、蒸れ防止に効果を発揮。
・坐骨付近に配置した「底付き検知センサー」が底付き手前を検知。
・エアーセルの一つがパンクした場合、簡単に交換が可能。
補装具制度の完成用部品認定製品です!
あとがき
以上、お勧めのクッションでした。
おしりの痛みが取れない、ふわふわして車で酔ってしまう、などもクッション一つで大きく変わってきます。
車椅子やライフスタイルでトータルで考えていくことが大切ですので!是非是非、車椅子クッションは選び方にこだわってくださいね。
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