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COLUMN
4.32018
時代は26インチ! 裏技的に素敵な技をご紹介!!
今までいろいろと悩んできた冬用のタイヤ。
身長の高い方であれば凄いおススメの方法があります!!
さて、今までの冬用タイヤはどんな状態だったのか。
22インチ・24インチなどでそこそこの走破性の出るブロックタイヤは有りました。
でも、もう少し幅広でブロックがたくさん出ているものが欲しい!!
そんな場合は”伝心堂”さんから車椅子用オールテレーンタイヤを卸していただき極太のタイヤをつけていました。
その場合はサイズが24インチ(タイヤ直径約640mm)なので背の高い方だとちょっと手が届きづらいことがありました。
また、24インチとかサイズをいろいろ書いていますが、この24インチのタイヤは車椅子で言うと22インチのホイールにはかせるタイヤです
でも、日本の車椅子用の22インチホイールには適合しません。
なぜ適合しないのか
それは同じ22インチホイールといえども、車いすの規格と自転車の規格では大きさが異なるからなのです。
日本の22インチのETRTOは501mmなんです。 これよりもちょと大き目の507mmって規格だとよかったのですが、それは残念ながら
日本の車いすでは存在しません。
そんな中最近は25インチで車いすを作ることが増えてきまして、よくよく25インチのETRTO値を見てみると559mmでした!
あ! これはあれじゃん! MTBでよくある規格じゃん!!
友達の自転車屋さんにいろいろと聞いて、問題なくいけそう!ということで今回
スピナジーの25インチ用のホイールに26インチの幅2.26インチというタイヤを履かせてみました。
26インチMTBタイヤ!!こちらになります。
それをスピナジーの25インチ用のホイールに取り付けると~
こうなります! でかい!!約直径677㎜です!!
夏場は26インチのタイヤにホイールごと履き替えれば、ブレーキの調整くらいでOKですね。
これを車いすに取り付けると!
ばばーん!という感じですよね!!
今回はクイッキー7に取り付けました!
身長170cm以上の方であればこの選択肢はありありですね!もちろん背がこれより低い方も試す価値ありです!
26インチMTBタイヤの生活を手に入れようとするには
今回のように外国の普通に26インチなどの設定がある車いす
日進医療器のAS-3等の機種を選ばれるとよいと思います!
または完全フルオーダーですね!!
詳しくは実際に制作する車いす業者さんとっしっかり打ちあわせしてくださいね!
そして、ETRTO559のホイールもご紹介!!
最近話題のループホイール!!
あまりに素敵なフォルムにご存知の方も多いと思います!
このホイールにも25インチの物があります!!
ループホイールについて詳しくは→ニコモビリティーさんホームページ
超軽量マグネシウムホイール!!
これにも25インチあります!!
そして超カラフル!!!
マグネシウムホイールも詳しくはこちら→ニコモビリティーさんホームページ
いかがだったでしょうか?
今回のこの技!
渾身の記事だと勝手に思っています。
何せここにたどり着くのに本当に数年かかりました。
これが全国でスタンダードになりますように!!
コメント
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松永MP K-マックスミナモフレームでこの仕様は出来ますか?宜しくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。
残念ながらK-MAX等25インチ(559)のホイール設定が無いモデルではこのコラムの内容の26インチにはできません(涙)
ただ、24インチ程度のホイールセットは存在しているので、全とっかえですが、そこまではK-MAXで可能です。
その場合ハンドリムがちょっと小さめなのでゴリマッチョ向けの仕様になります。
ブレーキ等改造は必要かもしれません。また、K-MAXはフロントキャスターの角度が固定なので後付けは多分不可能です。
当初の段階でそれを予測してフレームを作ることが必要だと思いますので、作られる補装具業者さんとご相談ください!