COLUMN
1.302017
スキー好き?色々有るよみんなで楽しむスキー!(座位編)
昨年あたりから障害者スキーの問い合わせが多くなりました。他の仲間のところにも問い合わせ増えたよ~とうれしい反応によろこんでいます。
しかし、面白い事に問い合わせをしていただいている方の多くは、その障がい者でも出来るスキーって言うのは実際どういったものなのか知らずにお電話いただいていることに気づきました。
と言う事で今回はざっくりとした障がい者スキー座位編をご紹介いたします。
チェアスキー
(出典:日進医療器ホームページ)
下肢に障害が有り、バランス感覚がある程度ある方向けです。
とは言え、腹筋の使えない方や脳性まひのかたもやっております。
両手にアウトリガーというストックにミニスキーがついた様な物を両手にもちアルペンスキーを行います。
スキーは1本が基本ですが、ソチオリンピックなどを見ていると2本スキーのチェアスキーも出場されていましたね。
youtubeから(日本障害者アルペンスキーチームパートⅢ)taikiski さんがアップされている動画です。
私もちょっとだけやってみましたが、結構健常者スキーと同じような感覚で出来るんですよね!とは言えこの動画の1/10位も無理ですが・・・。
腕の力さえつけばリフトも自分ひとりで乗り降りできるので、気兼ねも無く楽しめますね!
バイスキー
チェアスキーでは難しい方や、最初にゲレンデスキーを楽しんだりしたい方におススメ!
雪のないところから修学旅行で来る人とかも、これ一台とバイスキーを扱える人さえいれば友達と一緒に楽しめる感じです。
旭川で最近小学生の授業で利用されているのもこのスキーです。
慣れてくると、自分でアウトリガーをもってすべる事も可能になります。
重度障害者の方は、風を切る感じ雪の感触など介助者と一緒に楽しむ事が出来ます。なれた介助者の方はバイスキーと一緒のほうが滑りやすいと言う事も言われております。
この動画は札幌で力強くバイスキーを楽しんでいる小島さんの投稿動画です!
動画をアップしている小島さんはバイスキーというマシンが大好きでそのマシンが紡ぐスポーツの一体感を信じ、障害の有無に関わらず、友としてバイスキーのパイロットを楽しまれている方です。
旭川は云うに及ばず、日本にも数少ない思想の逸材(行動に共感して小島さん個人にバイスキー2台も寄付された方がいるほど)だと感じています。
旭川の官民が一体となって進めて行く取り組み、小島さんのように純粋に楽しむ事を追求していく取り組み、どちらも必要であり双方でコラボ出来ればより高みを望めますよね。
北海道新聞H29年1月27日に掲載されました旭川でバイスキーによるスキー授業が始まったと言う記事です。
シットスキー
一番とっつきやすい!そして楽しいスポーツがシットスキー。平たく言うと歩くスキーの車椅子ユーザーバージョンです。
シットスキーの良いところはなんといっても用具が安いところ!
幼稚園の子や小学生が導入するには自身の力だけではなかなか難しいので、先端に紐をつけてお散歩気分で家族で歩くスキーを楽しむといいですね!
手の力がつけば坂道だって何のその!スポーツとして申し分ない競技になります。
旭川はバーサーロペットジャパンと言う大会もありますので、是非この大会に出場するシットスキーの子ども達が増えてくれるとうれしいです!
シットスキーの楽しんでいる動画~。健常者車椅子ユーザー入り乱れです。(出典:こんのまさひろyoutube投稿動画)
北海道は札幌の新田のんの選手がこのシットスキーで平昌パラリンピックを目指していますね!!こちらも超応援ですね!!
写真一番左が新田のんの選手、そして旭川シットスキーガールズ。
今シーズンすでにスタートしていますがまだまだ楽しめます!是非チャレンジしてみましょう!
こう書くとシット→バイ→チェアと言う順番でと考えがちですが~。いきなりチェアでも行けちゃう人は行けますし、チェアに乗れてもシットスキーの方が好きだ!と言う人もいます!
この冬に楽しい世界があなたをお待ちしています!
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