COLUMN
3.22016
障がい者スポーツは余暇スポーツの普及が一番大切!!
障がい者スポーツについて知っていただきたいことがございます。
障がい者スポーツ=アスリートスポーツと勘違いされていることも多く、さらにいうとアスリートスポーツ以外にはドラマがないと言う風潮も見え隠れします。
しかしそれは視点がずれていると私は思います。ドラマはもっと身近なところにあるのです。
(出典:Jerome Paz )
今、障がい者スポーツの注目すべき点は【余暇スポーツ】であったり、【コミュニティーに入ることによるつながりの拡大】などの社会参加等の取り組みがもっと注目されるべきだと感じています。
「アスリートスポーツの普及ではなく余暇スポーツの復旧がたりていないのです!」
と言いたい。 「今日より明日なんじゃ」と叫ぶ勢いで言いたい。(北斗の拳ネタ)
もちろん両方取り上げていただければそれに越したことは無いのですが、くどいようですが【アスリートよりも余暇】なのです。
なぜ、余暇スポーツに注目するべきかデータから分析してみましょう
まずは障がい者スポーツ自体がなぜアスリートスポーツと直結するのかを考えてみましょう。
それ以外の人はいないのか?
実はそのとおりで、ゼロではないですが【健常者と障がい者の人口比では著しく少ない】のです。
なのでおのずとアスリートスポーツに注目がいってしまうのです。
データとして(文部科学省H25年度調査)
週1 回以上の運動をしている実施率は、全国の成人では47.5%
一方障がい者(成人)では、18.2%
また、パラアスリートは障害の程度が比較的軽く社会との繋がりを持てる、と言うところから社会に認知されやすいと言うこともあるでしょう。
障害の重たい方々には、スポーツが出来る事を知らなかったり、やりたくても【用具が高額】だったり、スポーツをやれる場所への移【動手段が無い】等の理由でスポーツに触れられていないことが課題としてあります。
アスリートのイメージを変える。
出典:Herald Post
パラアスリートではなくスペシャルオリンピックスアスリートと言う視点!
以前コラムに書きましたスペシャルオリンピックスというスポーツの取り組みがございます。 皆さんご存知でしょうか?
知的な障害の方々のオリンピックと言う言葉を使うことを許可された、スポーツに取り組むシステムとでも申しましょうか、大会だけではなく普段の練習、タイム測定、地方の大会、国内大会、世界大会とその一連の活動全体をスペシャルオリンピックスと称します。
障害の重い軽いに関係なく頑張りに対しての評価をしていける仕組です。
そういった頑張るという前向きな取り組みを評価していける心眼が必要ではないでしょうか。
スペシャルオリンピックスは知的障害の方がメインですが、そういった視点で身体、視覚、聴覚、精神の方々スポーツにも着眼していければ良いですよね。
詳しくは→スペシャルオリンピックス
まとめ
マスコミ等のメディアもドラマ性を見出せないとの理由から取材できないと言いますが、それは視点の問題で、実は今一番ホットなのは障がい者差別解消法(4月1日から始まる障害者の障がい者のさまざまな事柄について合理的配慮をしましょいうという法)につながる社会参加の鍵としてのスポーツなんです。
私は、この問題は必ず解消されるべきだと考えています。 みんなが同じフィールドに立ち、お互いの理解が進むことにより住みやすい社会のヒントが見えてくるんだと思います。
そのために、始められる環境を作っていきましょう!
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